太田 敏彦
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アマゾンなどで健康・フィットネスの分野のトレーニング器具を検索すると、たくさんの商品が出てきます。
リアル店舗でもホームセンターにとどまらず、100円ショップなどにもトレーニング・健康器具コーナーはバラエティに富んでいます。
ここでは、腰痛を解消するためにどんなトレーニング器具がいいのか、実際のパーソナルトレーニングでも使うものを解説していきます。
筋膜リリース・フォームローラー
テレビ番組などの影響で、筋膜リリースについてご存知の方も多いと思います。
筋肉を覆っている膜をリリースしていくことで、腰痛や肩こりなどを解消できると話題になりました。
それと同時に、このようなフォームローラーという器具も有名になりました。
ちなみに、筋膜リリースというのは、癒着している筋膜を剥がすという意味合いで浸透していますが、この辺りは実際に解明されていません。
ただ、フォームローラーで筋膜がリリースできるかどうかは別にしても、身体をほぐすのには、とても効果的なトレーニング器具です。
腰痛を改善するのに、この器具を使う場合、直接腰に当てることはあまりお勧めしていません。
それよりも、股関節周りの筋肉を狙ってほぐしていくことによって、腰痛を緩和するには効果的でしょう。
このようにフォームローラーを当てていくことで、股関節周りの筋肉をほぐすことができます。
腰痛解消するための最強器具：筋膜リリースボール
このボールは、筋膜リリースをするための専用ボールになります。
腰の痛みを解消していく上で、このボールは1位,2位を争うトレーニング器具と言っても過言ではないでしょう。
個人的には、これが腰痛解消には、ベストな器具となります。
先ほどお伝えしたフォームローラーと違い、円筒上の面ではなく、ボールという点で、ピンポイントに刺激を入れることができます。
特に、股関節周りの筋肉をほぐしていきたいときは、フォームローラーよりも有効になります。
もちろん、ポイントで圧が入ってくるため、慣れていなかったり、筋肉の状態が良くなければ、かなり痛みに近い刺激になりますので、徐々に慣らしていくか、場合によっては、フォームローラーだけでもいいかもしれません。
そのあたりは、お好みで選んでいきましょう。
意外に効果的!？ミニバランスボール
ミニバランスボールは、使い方次第では、腰痛にはとても効果的な器具になります。
大きめのバランスボールと比べて、形か小さい分、色々な用途で使うことができます。
よくやられている使い方は、腹筋運動をするときに足でミニバランスボールを挟みながら、トレーニングをしたり、背中に置いたりして使うトレーニング。
基本的な使い方は、下の記事をご参考ください。
知られていない優秀なトレーニング器具・フレックスクッション
これは、腰痛の解消・予防には、とても有効なトレーニング器具になります。
今回ご紹介した中では、一番価格は高いかもしれません。
それだけの価値はあるのですが、それでもフィットネスクラブにも置いてあることは、上でご紹介している器具に比べると少ないかもしれません。
このトレーニング器具を用いた腰痛を解消するための使い方としては、まず何と言っても、開脚です。
腰痛を抱えている人の中には、柔軟性が低い人もとても多いです。
そのため、開脚をしても、骨盤や腰などがこのように丸まってしまってい、かえって腰には良くありません。
しかし、このフレックスクッションを使えば、このように骨盤や腰が丸まらずに、骨盤を起こして開脚しやすくなります。
写真のように骨盤をしっかり起こすことができていれば、腰の負担は軽減されて、その分、もも裏や内ももの筋肉にストレッチを感じることができます。
他にもいろいろなパターンの使い方があり、ストレッチだけではなく、トレーニングなどにも応用できるので、とてもオススメのトレーニング器具です。
なぜストレッチポールが腰痛改善に効くのか？
腰痛改善にストレッチポールは直接的には改善は見込めません。
しかし、腰痛の原因の一つに、「姿勢」が大きく関わってきます。
ですから、姿勢を改善することで、腰痛が緩和する可能性は十分にあるんですね。
実際、姿勢を良くする効果は、腰痛改善以外にも、肩こり解消などいろいろあるので、姿勢を良くしておくに越したことはありません。
そして、姿勢を改善するために、ストレッチポールはとても有効な器具です。
基本的な使い方は、このようにストレッチポールに乗って、寝て左右に揺れたりするだけでも、姿勢改善には効果があります。
それ以外には、このように手足を伸ばしたり、動かしたりすることも基本的な使い方の一つです。
ロングセラーのトレーニング器具ですから、たいていのフィットネスクラブなどには置いてあります。
積極的に使っていきましょう。
【番外編】腰痛解消のトレーニング器具・バランスボール
腰痛改善にバランスボールが良いというのは、テレビや雑誌などでもしかしたら聞いたことがあるかもしれません。
バランスボールの形状は不安定であるため、その不安定な中でバランスをとるようにすることで、インナーマッスルが鍛えられて、腰痛に効く…
一般的にはそう思われています。
これは、半分正解です。
確かに不安定な中で、インナーマッスルは活性化します。
インナーマッスルについては、こちらの記事に詳細を記載しましたので、ぜひこちらも合わせてご覧下さい。
もしかしたら、それによって腰痛が改善する人もいるかもしれません。
しかし、腰痛が必ずしもインナーマッスルが弱いということが原因になっている訳ではありません。
そのため、多少、腰痛改善には期待できるかもしれませんが、あくまで、『不安定性』という普段のトレーニングとは違う刺激を加えるための一つの手段、くらいの感覚で取り入れておくことをおすすめします。
そういった意味で、番外編ということで追記しました。
ちなみに、バランスボールを使った腰痛に効く体幹トレーニングのやり方については、こちらに記載しています。
腰痛を改善するトレーニング器具のまとめ
さて、いかがだったでしょうか。
動画でもそれぞれのトレーニング器具やその使い方を解説しています。
使い方などは動画のほうがわかりやすいと思いますのでそちらもぜひご参考ください。
ご紹介したものは、トレーニング器具というよりはコンディショニングツールのようなイメージのものが多かったかと思います。
腰痛を改善していくうえで、腰の痛みを取り除くアプローチと、腰に負担をかけないようにするアプローチは違うため、今回は、腰の痛みを緩和していく影響が強いものをご紹介しました。
少しでもご参考いただけたら嬉しいです。
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