長くゴルフを楽しみたい方必見!ゴルフで腰を痛める人の3つの共通点

腰痛
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太田 敏彦

【全米スポーツ医学協会公認のパーソナルトレーナー】【動作改善のスペシャリスト】 順天堂大学スポーツ健康科学部卒業。 卒業後、身体をより良くするためには、なぜ人の身体が壊れるのかを知らないといけないと考え、オリンピックトレーナーの治療院で経験を積む。 その後独立。 そういった経験から、ただ魅せる身体作りをするのではなく、『スタイリッシュでかつ動ける身体』づくりをサポートするため、パーソナルトレーニングやセミナー活動、当サイトFit Axisメディアを運営している。分かりやすいトレーニング指導とコンディショニング整体を組み合わせる効率的なパーソナルトレーニングセッションや、豊富な事例から導き出されたセミナーが実践的だと好評。過去には最大700名の前でのセミナー実績がある。

ゴルフをしていれば、一度は腰を痛めたことがある方も多いのではないでしょうか。

ゴルフスイングは、同じ方向に身体を回旋して(回して)いくことを繰り返す競技です。

見方を変えれば、身体のバランスを崩すために行なっていると言っても過言ではありません。

 

そもそも身体を回旋すること自体が、日常動作ではあまりないですよね。

そのため、私たちの身体が、回旋の負荷に対して慣れていないこともあります。

それに加えて、同じ方向ばかりの偏った負荷が身体に加わるので、腰を痛める可能性は極めて高い競技です。

 

パーソナルトレーニングを受ける方の中には、ゴルフをやられている方は非常に多いです。

そのなかには、パーソナルトレーニングを始めたときに、『腰痛を抱えていた人』もいました。

そして、腰痛に悩まされずに、ゴルフを楽しんでいるクライアントの方もいます。

そこで、今回は今まで見てきた中で、腰痛を抱えている人の共通点を3つご紹介していきます。

ゴルフで腰痛になる原因その1:『身体に硬さ』がある

身体が硬いと腰痛になりやすい、というのはある程度イメージしやすいと思います。

そのため、ゴルフをやられている方には、定期的にストレッチサービスを受けたり、マッサージをしてほぐしたりしている人が多かったりします。

 

これは、決して悪いことではありません。

マッサージやストレッチをすれば、筋肉に溜まった疲労はある程度取り除くことができます。

ちなみに腰痛を改善するストレッチであれば、まずはこちらからやってみてください。

 

しかし、ストレッチさえしっかりやっていればいいかというと、それだけでは不十分です。

意外と意識されないことかもしれませんが、クライアントの方のなかには、マッサージやストレッチを5年,10年受けてきたけど、腰痛を抱えていたり、身体が硬いままという人はとても多いです。

 

もしかしたら、あなたもそんな経験ってありませんか??

それは、なぜかというと、ストレッチやマッサージで一時的に筋肉を柔らかくしても、それが『ゴルフの動作』や『普段の動作』に活きてくるかというと違います。

 

ストレッチやマッサージで一時的に広がった可動域で、正しい運動学習(トレーニング)を行なわないと、身体は今まで通りの動作しか行なえずに、すぐに戻ってしまうからです。

ですから、マッサージやストレッチで『筋肉』だけにアプローチするのではなく、正しい運動動作(トレーニング)でそれを使えるようにしていかないと、身体の硬さは改善されません。

 

そういったこともあり、この段落のタイトルを『筋肉に硬さがある』としないで、『身体に硬さがある』としました。

ゴルフで腰痛になる原因その2:『身体に歪み』がある

人の身体は、程度の差はあれ、身体のバランスが崩れていたり、歪みがあったりするものです。

そもそも身体の内部は、左右対称には作られていないですよね。

それに加えて、”利き手・利き足”などがあるため、多少バランスが崩れているものです。

しかし、ゴルフという競技は、その動作の特性上、もともとある歪みからさらにバランスを崩して、歪みを強くしていきます。

ですから、身体のバランスを整えることを行なっていかないと、高い確率で身体を壊すことにつながります。

そんなのは、分かっているからこそ、日頃から『整体』でメンテナンスをしているという方もいるかもしれません。

ただ、ここで一つ考えてみてください。

そもそも『体のバランスが崩れている』というのは、どういう状態でしょうか??

 

骨格が歪んでいるイメージを頭に思い浮かべるかもしれません。

例えば、こんな感じですかね。

姿勢,歪み,骨格

そこで、もう一つ考えて欲しいのですが、なぜこのように骨格が歪むのでしょうか??

骨格が歪むのは、筋肉のバランスが崩れるからです。

 

筋肉って骨にくっついているんですね。

だから、日頃からよく使う筋肉は強くなって、普段からあまり使われない筋肉は弱くなります。

それによって、骨の引っ張り合いが起こり、徐々にバランスが崩れていくんですね。

ということは、例えばあなたが、いくら整体で、使いすぎた筋肉をケアしたとしても、普段からあまり使わない筋肉を、使えるようにしない限り、バランスは整わないんですね。

「マッサージや治療院に行っても、あまり良くならなかった」という方もたくさんお会いしてきましたが、このことを知らない(意識していない)ことがほとんどです。

ゴルフを腰痛とは無縁に楽しむためには、体のコンディションを維持しなければいけませんが、それは『ケア』だけではなく、もう少し広い意味で『コンディショニング(整える)』していきましょう。

ゴルフで腰痛になる原因その3:『体幹』が弱い

『体幹が弱い』と聞くと、体幹を鍛えて腹筋運動をもっとやらないと、って思ってしまうかもしれません。

しかし、『体幹が弱い』というのは、正確に言うと、『体幹がうまく使えていない』と『体幹が弱い』ということが組み合わさっています。

ゴルフをやっている方のジムでのトレーニングをみていると、一生懸命『腹筋運動』や『ツイスト動作』をやっています。

また、最近ではこういった『プランク』という体幹トレーニングをやっていたりします。

プランク,体幹,腹筋

しかし、ゴルフで必要な体幹は、このようなトレーニングで腹筋を強くして、身体の捻り(捻転)のパワーを高めることではありません。

 

本当に必要なのは、身体が回旋動作して発生した捻り(捻転)の負荷に、耐えるための体幹がまず必要になります。

ゴルフで腰を痛める人は、こういった負荷に対しての体幹が特に弱く、また左右差が顕著に出たりします。

 

ですので、基礎筋力を高める事も必要ですが、ゴルフに必要な形でトレーニングをしていくことも大事です。

また、”体幹が正しく使えていない”とお伝えしました。

これについて補足すると、体幹が正しく使えない理由はいろいろあるのですが、その一つに、インナーマッスルとアウターマッスルのバランスが悪いことがあります。

先ほどのプランクのような動作ばかりやって、身体を固めてばかりいると、身体はそれに慣れてしまってしなやかな動作、しなやかなスイングが失われてしまいます。

しなやかなスイングというのは、インナーマッスルとアウターマッスルがバランス良く働いて、再現できるものです。

ゴルフをしていて、腰痛に悩まされる人の特徴には、このインナーマッスルをうまく使えていないケースも多いので、気をつけてください。

インナーマッスルの鍛え方や基本的なことについては下の記事に、書きましたので合わせてご参考ください。

 

まとめ:ゴルフで腰を痛めるのは、必ず原因がある

いかがだったでしょうか。

ゴルフで腰痛になるのには、必ず何かしらの原因があります。

逆に言えば、この原因を知っていれば、腰痛に悩むことなくゴルフをより長く楽しむことも可能です。

そして、それだけではなく、ゴルフのパフォーマンスを高めることも可能です。

 

特殊な動作をする競技ですので、正しく身体をコンディショニングして、思いっきり楽しむうえで、この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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現在、パーソナルトレーニングは、原宿・千駄ヶ谷パーソナルジム施設、もしくは出張にてお受けしています。             

野球選手が素振りだけを練習しないように、ゴルフにおいて良いスイングができるかどうかは、身体の基礎能力に大きく影響します。

それは、単純に筋力や柔軟性を高めればいいという訳ではありません。

連動性(コーディネーション能力)も含めた身体の使い方など、バランスよくトレーニングすることで、怪我のリスクを抑えながら、ゴルフに活きる身体をつくることができます。

Fit Axisは、全米スポーツ医学協会公認・動作改善専門のパーソナルトレーナーが、バランスよくあなたのコンディションを高めて、『ゴルフに活きる動ける身体づくり』をサポートしています。

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【全米スポーツ医学協会公認のパーソナルトレーナー】【動作改善のスペシャリスト】 順天堂大学スポーツ健康科学部卒業。 卒業後、身体をより良くするためには、なぜ人の身体が壊れるのかを知らないといけないと考え、オリンピックトレーナーの治療院で経験を積む。 その後独立。 そういった経験から、ただ魅せる身体作りをするのではなく、『スタイリッシュでかつ動ける身体』づくりをサポートするため、パーソナルトレーニングやセミナー活動、当サイトFit Axisメディアを運営している。分かりやすいトレーニング指導とコンディショニング整体を組み合わせる効率的なパーソナルトレーニングセッションや、豊富な事例から導き出されたセミナーが実践的だと好評。過去には最大700名の前でのセミナー実績がある。