太田 敏彦
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男女問わずよく頂くご依頼に、身体がたるんできたので、引き締めたいということ。
先週いただいたご依頼もまさにそんな感じ。
男性であればお腹周りが多いです。
女性だとお腹や脚、腕・・・。それって全身ですよね⁇というと苦笑い。
ただ単に体重を落とすだけなら、食事にアプローチするのが最も効率的ですが、身体も引き締めるのであれば筋トレも含めるのが大事です。
もちろん、その重要性をご存知だからこそ、ご依頼を頂くのですが、ほとんどの人が気になる部位(お腹や脚など)に効く筋トレを正しくやるのがベストだと考えています。
お腹周りが気になるから、お腹の効く(効きそうな)筋トレをやろうとしたり、自分なりにやっています。
脚周りを引き締めたいから、テレビやトレーナーに教えてもらった方法などを一生懸命やっていたりします。
実は、コレが非効率なんですよね。
決して悪いことではありませんが、その前にやるべきことがあるんですよ。
それは、なぜ気になる部位になってしまったのか、を明らかにすること。
お腹周りが気になるから腹筋をいくらやっても、普段正しく体幹が使えていなければ、少しトレーニングしたとしても、身体の影響度合いは少ないですよね。
正しい体幹の使い方を知らないので、当然普段から正しく使えていない。
使えていないということは、その部位は衰えます。
もし普段正しく体幹が使えていれば、日常生活でもっと機能しているわけですから、より効果が出るのは当然ですよね。
脚も同様です。
例えば、ヒップがなかなか痩せない人は、ついついお尻に効く筋トレをやりたがるのですが、その前になぜお尻が太くなっているのかを考えなければいけません。
動き方を見ていくと、たいていお尻を使えていない動きになっています。
また、女性でよくあるのが、ダイエットや身体を引き締めるためにジョギングしているのに、脚太りしてしまったり。
つまり、動き方が間違っていると、それに見合った身体に適応してしまいます。
特定のパーツがだらしなくなったり、またひどくなれば肩こりや腰痛の原因につながったり。
原因が動き方にあるにも関わらず、そこにアプローチせずに、安易にその部位に効く筋トレだけをやっても動き方の改善にはならない以上、トレーニングを頑張っても効果は限定的です。
今までクライアントの方と話してきて、ただ筋肉を正しく鍛えればいい、ただストレッチをすればいいと考えられているケースが多いので、本当にもったいなく思います。
整った動きは、整った身体につながっていきます。
意外と、直感的にいいと思う解決策と、実際に効く解決策が違うことはよくあるので、お気をつけください。