太田 敏彦
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テニスボールくらいの大きさのボールを身体にあてて、筋肉をほぐしたりしたことはありませんか?
やったことのある人であれば、分かるかもしれませんが、けっこう気持ち良かったり、効果を実感したことがある人も多いはずです。
ボールを身体にあてて筋肉をほぐすのは、とても効果的ですし、また最近、流行りの筋膜リリースをするときにもボールが勧められることも多いです。
筋膜リリースと聞くと、何か特殊な器具を使わないとできないように考えている人もいるかもしれませんが、そんなことはないんですよね。
テニスボールくらいの大きさのボールさえあれば、簡単に始めることができます。
しかしテニスボールは、テニスボールは身体をほぐしたり、筋膜リリース用途で使うにはおすすめできません。
そこで今回はおすすめの筋膜リリースボールをご紹介していきます。
どんなボールが筋膜リリースにおすすめなのか迷っている方はぜひご参考ください。
なぜ筋膜リリースボールが人気なの?フォームローラーとの違い
筋膜リリースといっても、その方法は色々とあります。
フォームローラーといった下の器具を使う方法が一番スタンダードでしょうか。
使い方は、身体を乗せて、体重をかけながら転がしていくのが基本的なやり方になります。
これまでに動画で解説しているのでやり方が気になる方は、ご覧ください!
上記のようなフォームローラー意外では、ボールを使う方法も、おすすめのやり方です。
フォームローラーとの違いは、身体にあてたときに、面積が違うため、感触が大きく変わるということです。
フォームローラーは身体に当たる面が広いため、広範囲に効率よくおこなうことができるのに対し、ボールはポイントで当たるため、その分圧による刺激が深く強くなります。
やったことがある人ならわかると思いますが、かなりキツい(痛い)んですよね。
このようにフォームローラーと筋膜リリースボールは、それぞれ特徴が違うので、うまく使い分けることで効果的に身体をよりよくしていくことができます。
筋膜リリースボールの種類
筋膜リリースボールには、いくつか種類があります。
基本的なものであれば、テニスボール大のものがスタンダードです。
また、それ以外に少し大きめのボールもあれば、少しトゲがついたようなボールもあります。
そして、ボールがつながったタイプのものもあり、このように様々な筋膜リリースボールも存在します。
例えば、上のような2つが連結したタイプのボールであれば、背骨近辺の筋肉や筋膜リリースにおすすめです。
なぜかというと、2つのボールのくぼんだところに背骨がはまるので、背骨の負担を減らしながら横側にある脊柱起立筋という筋肉にアプローチすることができるからです。
このように目的や身体のあてたい部位によって、使い分けていくことが大切になります。
また、「固さ」も好みによって分かれるところなので、できれば実際に使って、筋肉にあてたり、筋膜リリースすることによって選ぶようにすることをおすすめします。
トレーナーも使用するおすすめの筋膜リリースボール3選
筋膜リリースボールはテニスボールより◯◯◯◯がおすすめ
筋膜リリースやマッサージをするときに、一般的にテニスボールがおすすめとして言われていることは多いです。
もしかしたら、あなたも一度は聞いたことありませんか?
しかし、実はテニスボールはあまりおすすめできません。
なぜならテニスボールはすぐに空気圧が抜けて、管理が手間だからです。
管理が大変だと、習慣として継続することが難しく、そして続かないと効果を実感できません。
そこで筋膜リリースでおすすめしたいのは、ラクロスボールです。
ラクロスボールは、テニスボールよりも硬めで、空気圧の管理もほとんど必要ありません。
ぼくも1年以上は使っていますが、全く問題なく使えています。
さらに価格が比較的低めに手に入れることができるんですよね。
1個あたり、だいたい500円から700円ほどが相場でしょうか。
この価格であれば、家に1個、旅行や出張などの持ち運び用に1個持っておいてもいいですよね。
ラクロスボールのメリットは、そういったところになります。
テニスボールばかり勧めらているので、意外と知られていないことですが、ラクロスボールってマッサージボールに適しているんですよね。
ぜひ筋膜リリースツールとして使ってみてください!
トリガーポイント社の筋膜リリースボール
さて、もう一つおすすめの筋膜リリースボールをご紹介しますね。
それはトリガーポイント社が販売しているマッサージボールです。
トリガーポイント社は、筋膜リリースが広まったときに、爆発的に売れたフォームローラーという製品を作っている会社です。
フォームローラーを使った筋膜リリースについては、こちらをご参考ください。
今や、フォームローラーの類似品はたくさんありますが、トリガーポイント社をスタンダードとして認識している人も多いでしょう。
筋膜リリースの代名詞といわれるトリガーポイント社が作っているだけあって、マッサージボールもこだわって作られています。
素材はEVA樹脂を使っていて、上でご紹介したラクロスボールよりも、身体にあてたときに、若干ソフトな感触です。
感触は、好みによって分かれるので、上のラクロスボールの方が効くという人もいれば、トリガーポイント社のちょっと柔らかめのボールですら、かなり効くから、もう少し柔らかい方が… という人もいます。
ただ、これ以上、柔らかくなってしまうと、おそらく効果が薄れてしまうので、ギリギリの最適圧なのかなとは、個人的に思っています。
ソフトに作られているとはいえ、EVA樹脂は、変形しにくいという特徴もあるため、耐久性もそこまで心配する必要はないでしょう。
気になるところとしては、値段が定価で2000円オーバーになるので、類似のボール製品の中では高めの価格帯になります。
上でご紹介したラクロスボールに比べると2倍以上になるので、少し踏みとどまってしまう人もいるかもしれませんね。
個人的には、ソフトな感触と軽くて持ち運びやすいということで、ややトリガーポイント社製のボールが好きですが、ラクロスボールの方が使い勝手がいいという人も多いですよ。
選ぶ基準としては、『硬さ』『価格』『重さ』などを考えながら、自分にあったものを選んでみてください。
大きめの筋膜リリースボールも実はおすすめ
さて、テニスボールと同じ大きさの筋膜リリースボールを、上で2つご紹介してきました。
上でご紹介した2つのボールで、筋肉や身体の調子を整えるのは、十分でしょう。
しかし、それでもちょっと物足りないという方のために、最後にもう一つご紹介しておきますね。
物足りない方におすすめなのは、ちょっと大きめの筋膜リリースボールです。
これまで紹介してきた2つのボールは、直径6.5cmの大きさですが、ここで紹介するのは、直径12cmの大きさになります。
倍近くの大きさなので、ちょっと存在感が出てきます。
大きいということは、当たる面が増えるということなので、その分効率よく、あてていくことができます。
さらに、直径が大きいので、小さいものに比べると、体重を乗せたときにより圧が浸透しやすくなります。
直径が大きいということは、その長さが違う分だけ、圧をかけることができるんですよね。
そのため上でご紹介した筋膜リリースボールでは、物足りないと感じた方や、ホテルなどでベッド上のクッションがあって使いにくいと感じている方にとっては、おすすめになります。
ナイキ社製も意外と好まれるボールです。上のトリガーポイント社よりもやや硬めで丈夫にできているのが特徴。
また、フォームローラーの部位別の筋膜リリースのやり方は、こちらで詳しく解説しているので、興味があればどうぞ!
筋膜リリースボールも基本的な使い方は同じなので、ボールしか持っていないという人も確認してみてくださいね。