太田 敏彦
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球がバラついてしまう。。
左右に不安定なショットを繰り返してしまう。
その原因の一つは、スイングを手で打って(手打ちして)いることです。
なぜ手打ちするかというと、体幹をうまく使えていないからなんですね。
そこで今回は体幹を使う筋トレのなかで、特にゴルフスイングを安定させる上で有効なトレーニングをご紹介します。
トレーニンググッズ・メディシンボールとは
メディシンボールってご存知ですか？？
普通のボールよりやや重め（1〜3kgくらい）のトレーニングボールです。
いろいろな用途があり、爆発力（パワー）トレーニングで使用することもあれば、体幹を鍛えるために使うこともあるトレーニンググッズです。
ダンベルなどと違って、形状が丸い分、トレーニングの幅は広がります。
そのため、トレーニンググッズの中では、よく競技パフォーマンスを高めるために使用されます。ゴルフなどであれば、飛距離を伸ばすためにもとても有効ですし、また体幹トレーニングにも使うことができます。
そこで、今回はゴルフのスイングを安定させる上でも、特に有効な体幹トレーニングをご紹介します。
バランスボール・ロシアンツイスト
今回ご紹介するトレーニングは、バランスボールの上で、メディシンボールを使っておこないます。
安全性には十分に配慮して行なってくださいね。
まずは、バランスボールの上に乗り、背中の中心がバランスボールの中心にくるところで上むきに寝ます。
そして、メディシンボールを持ち、腕をしっかり伸ばします。
動作中は、腕を曲げないように、伸ばしたままメディシンボールを持つことを心がけてください。
そして、その状態から、ゆっくりバランスボールを転がしながら、身体を左右に捻転してたおしていきます。
メディシンボールを持った腕が、だいたい地面と平行になるところまで落としたら、そこからゆっくりスタートポジションに戻していきます。
そしてスタートポジションに戻したら、今度は反対側に身体を捻転していき、これを繰り返します。
動作中のポイントは、メディシンボールを左右に振るというよりは、バランスボールを転がして、身体を捻転させていく(ひねっていく)動作に意識を向けることをおすすめします。
このトレーニングは、メディシンボールの重さを体幹でコントロールするトレーニングです。
加えて、バランスボールは不安定なため、バランス能力がとても求められます。
ですから、慣れていない場合は、いきなりこのトレーニングから入るのではなく、バランスボールに乗ることから慣れて、クランチ（腹筋運動）が正しくできるようになった上で、このトレーニングをすることをおすすめします。
正しく行なってみると、左右でやりにくいほうがわかったり、かなりの体幹コントロールが求められることを体感するでしょう。
その分、とても効果的なので、ぜひ正しくおこなってください。
なぜこのメディシンボールトレーニングがスイング安定につながるのか??
今回ご紹介したメディシンボール・ロシアンツイストは、ゴルフスイングを安定させる上で積極的に取り組みたいトレーニングです。
それには２つの理由があります。
１つは、バランスボールという不安定な状態でのトレーニングはインナーマッスルを鍛えることができるからです。
インナーマッスルについては、この『【保存版】インナーマッスルの筋肉と効果的なトレーニング方法をトレーナーが徹底解説!!』で詳しく解説しているので、こちらもあわせてご参考ください。
その記事でもお伝えしていますが、インナーマッスルの特に重要な働きの一つに、身体を安定させるという機能があります。
もしインナーマッスルが働かないと、バランスをとる働きが弱くなるため、結果スイングも安定しなくなるんですね。
そして、もう一つの理由は、体幹のコントロール力が、安定したスイングには不可欠だからです。
飛距離を生み出すパワーは、下半身から生まれますが、その下半身から生まれたパワーをボールに伝えるためには、体幹がしっかり働かなければいけません。
それは、体幹の筋力面だけではなく、調整力という意味合いでも体幹の働きが必要になります。
今回ご紹介しているメディシンボール・ロシアンツイストトレーニングは、身体のバランスを崩すポジションをとりながらも、かつメディシンボールの重さに耐えて、身体をコントロールしなければいけません。
一度でもやってみれば、その難しさを体感していただけることでしょう。
とても実用的なトレーニングです。
それ以外にもパワーアップ目的でメディシンボールを使うこともできます。
例えばこちらの記事でご紹介しているトレーニングは、とてもスタンダードですが、基礎筋力がある人にとっては、とても有効なトレーニングです。
気になる方はぜひこちらの記事もご参考ください。
【効果を体感!!】ゴルフの飛距離アップで取り組みたいメディンボールトレーニング
ぜひ積極的に取り入れてください。ご参考いただけたら嬉しいです。
また、ゴルフのために筋トレを取り入れていくときの全体的な考え方などは、こちらの記事もご参考いただけると思います。
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